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普天間基地の辺野古移設に伴う環境影響評価書に対し、20日に県が「環境保全は事実上不可能」とする知事意見を出したのを受け、政府の閣僚たちは「理解を求めていきたい」との考えを強調しました。
田中防衛大臣は「地域の皆さん方の理解をなくして先に進めるわけにはいかない。当然、手続きを一歩一歩進めるために、さらなる努力をしていくことに尽きる」と話します。
県が20日に防衛省に出した知事意見では「環境保全を図ることは不可能」だと結論づけています。これを受けて政府閣僚らは知事や県民の理解を求めていきたいとの考えを繰り返しました。
玄葉外務大臣は「しっかり受け止めながら精査して適切にやっていく。こう着状態を打開してできるものからやっていく、移設についてはそういう状況の中で強行できるわけではないですから」と話しました。
また、藤村官房長官は「当該意見を勘案して、必要な場合は評価書の補正をしていくなど、法令に基づいて適切に対応していく姿勢なので、対応を見守りたいというのが政府の見解です」と話しています。
一方、在日アメリカ軍再編の見直しについては現地時間の21日と22日、担当者級協議が行われる予定です。