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民間人としては初めて東京都の公立中学校の校長を務めた藤原和博さんの講演会が9日、浦添市で開かれました。
藤原さんはリクルートの出身で、2003年から5年間、杉並区立和田中学校で校長を務めました。この間に地域の大人たちを学校に招き講義してもらう「よのなか」科を設立したり、地域ボランティアによる学校支援組織を立ちあげたりと地域と学校が連携する仕組みを考案しました。
講演で藤原さんは、生徒たちの家庭環境が複雑になる中、教師だけで学校を運営するのは困難だと指摘しました。藤原さんは「先生だけで経営できる時代は終わったと言ってもいいと思います。地域社会の大人が学校にバンバン入って来るようでないと、ダメなんです」と話しました。藤原さんは、大学生や退職した大人たちにも協力してもらうべきだと話しました。