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オスプレイの配備が早ければ2012年7月に迫る中、集落を取り囲むように新たなに6つのヘリパッドの建設が予定されている東村高江では、連日緊張が高まっています。1月17日から再開された作業を阻止する住民らと沖縄防衛局職員らとの間で、20日も予定地の前でにらみ合う状況が続いています。

1月20日午前10時半、19日に続いて沖縄防衛局の職員や作業員21人が現場に訪れ、工事用の重機を降ろそうとしましたが、座り込みをしている住民らが、重機にナンバープレートが確認できないことを理由に作業は認められないと主張し、押し問答が続きました。

沖縄平和運動センターの山城博治事務局長は「もし道路使用許可証の中に(ナンバープレートなしでよい)という条項があるなら見せてくれと、見せればいくらでも開けますといっても見せない。公権力なら何をやってもいいという訳にはならないでしょう」と批判しました。

予定されているヘリパッドは、高江区から近いところで400メートルしか離れていないため、巨大なオスプレイが来るならきちんと説明してほしいと東村としても要望していますが、防衛局から具体的な回答はありません。

やんばるの希少生物に配慮して、2012年3月は重機を使った工事が出来ないため、住民らは「2月いっぱいで工事を終わらせたい考えではないか」と警戒を強めています。