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嘉手納基地周辺の住民が、航空機の夜間・早朝の飛行差止めを求めている、第3次嘉手納爆音訴訟の2回目の口頭弁論が、19日那覇地裁沖縄支部で開かれました。

裁判の事前集会で、原告団長の新川秀清さんが、県外の高校生が爆音への驚きなどをつづった投書を紹介し「未来のために、改善されない現実を変えよう」と呼びかけました。

また、普天間基地の嘉手納基地への統合案が、再び浮上したことについて、「勝手気ままに24時間爆音をまき散らし、排気ガスの悪臭で住民を苦しめている。統合は、爆音に拍車をかけ、言語道断だ」と抗議声明を発表しました。

19日の法廷では、原告側の弁護団が、嘉手納基地の成り立ちやジェット機の騒音について説明し「物理的数値のみを基準にするのではなく、心の痛みや苦しみも斟酌してほしい」と訴えました。次回の弁論は5月に開かれる予定です。