きょうは手作りのキジムナーストラップを紹介します。ここは八重瀬町具志頭にある虹亀商店。緑いっぱいのお庭とカフェが併設されたゆったりとした空間です。店内には紅型をデザインした手作りの商品がセンスよく並んでいます。
作っているのは亀谷明日香さん。県立芸大で紅型を学んだ明日香さんは、夫婦でこの工房と小さな雑貨店を始めました。この場所を決めたきっかけのひとつがこちらの井戸。
亀谷明日香さん「染物するときってすごい水をいっぱい使う。この井戸の水があってほんとに助かってます」
井戸を大切に守っていきたいという明日香さんの工房にちょっとお邪魔してみましょう。何を作ってるんですか?
明日香さん「お客さんの注文で、米寿のお祝いの風呂敷を作っています。(細かい作業は得意?)物作るのが本当に大好きだから、飽きずにずーっとなんかモノを作ってます」
恋の花咲くキジムナー「ぼくたちこの工房から生まれたんだよー☆」
夫婦で丁寧に作る、色とりどりのキジムナー。身体の紐の部分はガジュマル染めです。なぜガジュマルなんですか?
明日香さん「キジムナーが住んでいるといわれるガジュマルの木からのパワーをもらおうと思って、身体の紐の部分をガジュマル染めにしてます」
明日香さん「これはもともと白い毛糸なんですけど、あかね染めをしています。黄色はフクギ」
なるほど。ところで恋の花咲くという名前の由来は?
明日香さん「女子中学生とか女子高校生くらいの年代の子が買ってくれることが多くって。やっぱり女の子たちは恋愛に結びつけて、彼氏と一緒に持つと関係が長続きするとか、片思いしてる子は相手にこれをあげると両思いになれるとか、そういうジンクスを女の子達が勝手につけてくれて。気持ちを込めて作ってるから、持っている人が幸せになれるように。」
手間隙かけて作られたキジムナーたちは、きょうも女の子達の間で恋が実ると言われて、可愛がられているのでした。
このキジムナーは県内のお土産店でも販売されているそうです。