ザ・スポーツ 目指せ!世界チャンピオン
過去、数多くの世界チャンピオンを生み出した沖縄で、今、注目を集めている選手が先週土曜日、来年のタイトル奪取のための、足がかりとなるリングに上りました。その他、豊見城で行われたブローカートの大会と、鉄人柔道家の登場です。
宜野湾市にある琉球ジム。大会の3日前、最後の調整に励むのは元日本フェザー級新人王の前堂真人選手(23)。今度の試合は、来年春の日本ランキング復帰への足がかりとなる大事な一戦。指導するのは、具志堅用高や平仲明信などを育てあげた仲井真会長だ。
「具志堅2世」として注目を集めた前堂選手だが、華々しいデビューの後はケガに苦しんだ。原因不明の腰痛に加え、右拳の骨折。引退もささやかれた。
前堂真人選手「一番ケガが辛かったですね。ボクシングの試合とかも出来ないし」
それでも復活への夢を求め、琉球ジムでの再起に全てをかける。
前堂の移籍第一戦をメインイベントに行われた「琉球拳闘伝」。全9試合、いずれも手に汗握る熱戦を繰り広げた。この中で前堂とともに注目した選手がもう一人。プロ5戦目に挑む、小谷将寿選手。左フックが得意だという小谷選手は積極的に前に出て、インファイトを好むファイタータイプのボクサーだ。
今回は2ヶ月で体重11キロダウンという過酷な減量に挑んでの試合。3日前、絞り込んだウェイトは規定体重まであと500グラムまで近づいていた。苦しいトレーニング、プラス減量。それでも小谷選手や前堂選手に共通するのは試合の喜びだ。
小谷将寿選手「入場しているときのお客さんや友達、家族の声援と、終わった後のみんなからおめでとうと言われる言葉が一番嬉しいですね」
黒のトランクス小谷選手は、序盤から果敢に相手の懐に飛び込み、自分のペースで試合を進めると・・・。さらにこの後、2回目のダウンを奪うと、宣言どおり1ラウンドKO勝ちでプロ3勝目を飾った!
その頃、前堂選手は一人控え室にいた。
前堂選手「(試合前は)緊張しまくりです。(本当ですか?)でもリングに上がったら、やらないとやられるから・・・」
一方、前堂前堂選手の対戦相手、タイの選手も緊張に包まれていた。デンタクシン選手の控え室は、2階席の片隅にある元のシャワールーム。チャレンジャーとして招かれた立場の厳しさを感じさせる部屋だった。
そして互いの夢をかけ、メインイベントが始まる。
序盤1ラウンド、様子見の前堂前堂選手に対し、デンタクシン前堂選手は元タイのフェザー級チャンピオンの実力を見せ付けるように何度も的確なパンチを前堂に放つ!
それでも前堂前堂選手は距離を保ちながら、近距離も遠距離も戦えるボクサーファイターの特性を活かし、チャンスをうかがっていた。
前堂選手「狙えるなら一応狙っていこうかなと思っていましたけど」
試合開始から2分が経過した時、クリンチから接近戦をしかけるデンタクシン選手の左のパンチをもらいながらも、前堂選手が放った右フックが炸裂。
これで形成逆転した前堂選手はその後、再び右フックでデンタクシン選手をマットに沈め、1ラウンド2分12秒TKO勝ち!来年のタイトル奪取へ弾みをつける鮮やかな勝利を飾った。
秋風にブローカート
爽やかな秋風を帆に受けて疾走するウィンドサーフィン!、ではなく、ニュージーランド産まれのニュースポーツ、ブローカート。
ニュージーランドから沖縄に入り、今や全国的な広がりを見せるブローカートの大会が先週土曜日、豊見城で開かれました。大人も子どもも、もちろん初心者もすぐに楽しめちゃう風だけを頼りに遊ぶ、究極のエコスポーツ!全国から集まった参加者も、ひと時を楽しんでいました。
鉄人柔道家が登場
勇ましく次々と投げ飛ばしているは、県内、現役最高齢の柔道家・粟国謙次さん(52歳)。毎年11月に開催される県民体育大会に25回連続出場を誇る選手です。
粟国謙次さん「出来る限り、怪我しない限りはずっとやっていきたい」
柔道の場合、握力など、試合での体力の消耗は激しく、選手のピークは20代。35歳頃までには指導者に転向するというのが一般的だというのですが、粟国さんは今年52歳。大会では20代の選手を相手に、真剣勝負に挑んできました!
「凄いっす」「本当に憧れの的です。自分もああなれればいいなという感じでみています」「若く見えますよね」「自分にもプラスになるし、尊敬できる先輩です」
得意技は左の背負い投げ!今でもその技は成長し続けていると自負しています。
粟国さん「目標はだいたいもう・・・。実際は65歳までやりたいんですけどね」
鉄人柔道家・粟国さん。26回目の大会は来週25日、団体戦の先鋒として出場します。
過去、数多くの世界チャンピオンを生み出した沖縄で、今、注目を集めている選手が先週土曜日、来年のタイトル奪取のための、足がかりとなるリングに上りました。その他、豊見城で行われたブローカートの大会と、鉄人柔道家の登場です。
宜野湾市にある琉球ジム。大会の3日前、最後の調整に励むのは元日本フェザー級新人王の前堂真人選手(23)。今度の試合は、来年春の日本ランキング復帰への足がかりとなる大事な一戦。指導するのは、具志堅用高や平仲明信などを育てあげた仲井真会長だ。
「具志堅2世」として注目を集めた前堂選手だが、華々しいデビューの後はケガに苦しんだ。原因不明の腰痛に加え、右拳の骨折。引退もささやかれた。
前堂真人選手「一番ケガが辛かったですね。ボクシングの試合とかも出来ないし」
それでも復活への夢を求め、琉球ジムでの再起に全てをかける。
前堂の移籍第一戦をメインイベントに行われた「琉球拳闘伝」。全9試合、いずれも手に汗握る熱戦を繰り広げた。この中で前堂とともに注目した選手がもう一人。プロ5戦目に挑む、小谷将寿選手。左フックが得意だという小谷選手は積極的に前に出て、インファイトを好むファイタータイプのボクサーだ。
今回は2ヶ月で体重11キロダウンという過酷な減量に挑んでの試合。3日前、絞り込んだウェイトは規定体重まであと500グラムまで近づいていた。苦しいトレーニング、プラス減量。それでも小谷選手や前堂選手に共通するのは試合の喜びだ。
小谷将寿選手「入場しているときのお客さんや友達、家族の声援と、終わった後のみんなからおめでとうと言われる言葉が一番嬉しいですね」
黒のトランクス小谷選手は、序盤から果敢に相手の懐に飛び込み、自分のペースで試合を進めると・・・。さらにこの後、2回目のダウンを奪うと、宣言どおり1ラウンドKO勝ちでプロ3勝目を飾った!
その頃、前堂選手は一人控え室にいた。
前堂選手「(試合前は)緊張しまくりです。(本当ですか?)でもリングに上がったら、やらないとやられるから・・・」
一方、前堂前堂選手の対戦相手、タイの選手も緊張に包まれていた。デンタクシン選手の控え室は、2階席の片隅にある元のシャワールーム。チャレンジャーとして招かれた立場の厳しさを感じさせる部屋だった。
そして互いの夢をかけ、メインイベントが始まる。
序盤1ラウンド、様子見の前堂前堂選手に対し、デンタクシン前堂選手は元タイのフェザー級チャンピオンの実力を見せ付けるように何度も的確なパンチを前堂に放つ!
それでも前堂前堂選手は距離を保ちながら、近距離も遠距離も戦えるボクサーファイターの特性を活かし、チャンスをうかがっていた。
前堂選手「狙えるなら一応狙っていこうかなと思っていましたけど」
試合開始から2分が経過した時、クリンチから接近戦をしかけるデンタクシン選手の左のパンチをもらいながらも、前堂選手が放った右フックが炸裂。
これで形成逆転した前堂選手はその後、再び右フックでデンタクシン選手をマットに沈め、1ラウンド2分12秒TKO勝ち!来年のタイトル奪取へ弾みをつける鮮やかな勝利を飾った。
秋風にブローカート
爽やかな秋風を帆に受けて疾走するウィンドサーフィン!、ではなく、ニュージーランド産まれのニュースポーツ、ブローカート。
ニュージーランドから沖縄に入り、今や全国的な広がりを見せるブローカートの大会が先週土曜日、豊見城で開かれました。大人も子どもも、もちろん初心者もすぐに楽しめちゃう風だけを頼りに遊ぶ、究極のエコスポーツ!全国から集まった参加者も、ひと時を楽しんでいました。
鉄人柔道家が登場
勇ましく次々と投げ飛ばしているは、県内、現役最高齢の柔道家・粟国謙次さん(52歳)。毎年11月に開催される県民体育大会に25回連続出場を誇る選手です。
粟国謙次さん「出来る限り、怪我しない限りはずっとやっていきたい」
柔道の場合、握力など、試合での体力の消耗は激しく、選手のピークは20代。35歳頃までには指導者に転向するというのが一般的だというのですが、粟国さんは今年52歳。大会では20代の選手を相手に、真剣勝負に挑んできました!
「凄いっす」「本当に憧れの的です。自分もああなれればいいなという感じでみています」「若く見えますよね」「自分にもプラスになるし、尊敬できる先輩です」
得意技は左の背負い投げ!今でもその技は成長し続けていると自負しています。
粟国さん「目標はだいたいもう・・・。実際は65歳までやりたいんですけどね」
鉄人柔道家・粟国さん。26回目の大会は来週25日、団体戦の先鋒として出場します。
プロ野球ドラフト 楽天3順目に伊志嶺
おしまいはきょう行われたプロ野球ドラフト会議です。大学生・社会人のドラフトで、沖縄からは北谷高校から、東京情報大学に進学した伊志嶺忠選手が楽天から3巡目指名を受けました。
大学では1年から4番に座るなど、打撃の他にもキャッチャーとしての高い評価を得ています。