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2012年度の県立病院事業予算で一般会計からの繰入金を県が少なく見積もったとして、県議会・文教厚生委員会で厳しい批判が相次ぎました。
11日、文教厚生委員会で、社民・護憲ネットの仲村未央議員は、県が試算した2012年度の県立病院事業への一般会計繰入金、およそ51億円は総務省の繰り出し基準に照らした積算額よりも10億5000万円あまり少ないとして、その算出根拠を質しました。
また、2月の予算編成の前に、県病院事業局が各病院に対し、2012年度の運営を51億円の試算額に沿って行うよう通達を出したとして、厳しく批判しました。
繰入金の算出根拠について、県病院事業局の伊江朝次局長は、「総務省の繰り出し基準を参考にした上で、事業の実態に即して、決定したもの」と答えました。
総務省の繰り出し基準をめぐっては、県と委員の間で解釈に違いがあり、議論は平行線をたどっています。