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大阪市に本社がある栗本鉄工所が高速道路などの橋の内部に使う型枠の強度データを改ざんしていた問題で22日、沖縄自動車道などでも緊急点検が行われました。緊急点検は22日朝から全国で一斉に行われ、県内では西日本高速道路の沖縄管理事務所が沖縄自動車道と那覇空港自動車道で実施。問題の型枠が使われた恐れがある31カ所の橋を点検しました。

この問題は、栗本鉄工所が40年以上にわたって、橋げたの内部に使う平均で直径1メートルほどの鉄製の型枠の強度試験のデータを改ざんしていたものです。県内で、栗本鉄工所の型枠が使われていたかどうかは分かっていませんが、22日の点検では職員が道路を歩きながら、路面に不自然なおうとつや亀裂がないか慎重に確認していました。

西日本高速道路の担当課長は午後2時過ぎ、QABのインタビューに「今のところ異常なしと聞いる」と答えました。西日本高速道路では問題の型枠による長期的な影響や今後の対策について、学識者による委員会を設置して検討することにします。