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沖縄戦の集団自決をめぐる教科書検定問題で文部科学省の依頼で意見書を提出した沖縄戦研究者が27日、その意見書を公開しました。意見書を公開したのは文部科学省の教科書検定調査審議会に集団自決に関する学説状況などの意見書提出を求められていた沖縄戦の研究者で関東学院大学の林博史教授です。
意見書では、沖縄戦における「集団自決」が日本軍の強制と誘導によって起きた事で、その背景に日本軍の存在が決定的なことが沖縄戦研究の共通認識と断言出来ると指摘しています。また、文部科学省がこの意見書の内容を公表しないよう林教授に依頼してきたことを明らかにし、こうして秘密裏に検定作業を行う事が今回のような歪曲された検定となった大きな原因であると文科省を批判しています。