※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

年の瀬の那覇空港が、突然の閉鎖。出発ロビーでは、多くの乗客がカウンターに長い列を作っていました。

秋山記者は「こちらでは、出発を待つ多くのお客さんが不安な表情を見せています」と話しました。

待たされた乗客は「今日帰れるか心配」「何時でもいいから帰りたい」「しょうがないな。うんざりですけど」「大変です、大変です。早く帰りたいです」と話しました。

また、この時間、那覇に向かっていた民間機の多くは、出発地に戻ったり、福岡や鹿児島など、他の空港に代替着陸しました。

那覇空港に降りられずに宮古に戻った旅客機には修学旅行の高校生が乗っていました。

引率の教師は「今の飛行機に乗っていたのが約120人ですね、今後どうなるのか心配しているところです」と話し、生徒も「修学旅行で来たんですけど、めっちゃしんどいです。早く帰りたいです」「私は早く帰りたいです」と話しました。

中村記者はヘリコプターからリポートしました。「嘉手納基地上空です。那覇空港に到着する予定だった民間機2機が嘉手納基地に緊急着陸しています」

全日空の名古屋発那覇行きと、関西発那覇行きの2便は、搭載燃料が少なくなったため、アメリカ軍の嘉手納基地に着陸しました。

嘉手納基地の岩田カメラマンは「嘉手納基地は19日は午後から訓練も少なく、静かな様子です」と話しました。

2機は、給油後、嘉手納基地を後にし、那覇空港に向かいました。

嘉手納基地から到着した乗客は「ホンマ疲れたでぇ、4時間やもん、飛行機の中で」「那覇空港での出来事が全然伝えられなくて、それだけが、ちょっとイライラしたんですけど」。

儀間記者は、滑走路が見える場所で「たった今、不具合があったとみられるF15戦闘機がゆっくりと動き始めています」とリポートしました。

航空自衛隊那覇基地によりますと、事故を起こしたF15戦闘機は、領空侵犯機に対応するため、2機で離陸しようとしましたが、このうちの1機が、何らかの理由で滑走路を外れて停止したということです。

那覇基地では、操縦していたパイロットに話を聞くなど、事故原因を調べていますが、航空自衛隊では、近く、事故調査委員会のメンバーを那覇基地に派遣する方針です。