今季最終戦をむかえたサッカーFC琉球の結果です。FC琉球のパイオニア的存在、新里監督の退任を受けてもチームは奮起することができませんでした。
いよいよ今季最終戦を迎えたFC琉球。ここまでチームは3連敗。しかも大差で敗れる屈辱を味わっていました。そして…
新里監督「今季限りで監督として辞任することを決めました」
2003年のチーム発足から琉球を支えた新里監督の辞任が決定。
監督を男にしたい、そう誓って入団した、宜野湾高校の同級生でもある我那覇和樹選手は悔しさを口にしました。
我那覇選手「僕等選手が結果が出せなかったことに責任があると感じてますし、彼に対して申し訳ない気持ちでいっぱいです」
監督との最後の試合を勝利で飾ろう。チーム一丸となって最終戦の調整を進めていたはずでした。
我那覇選手「(監督を)勝って送り出したいと思います」
新里監督「何事もぶれず自分たちがやっていることを恐れずやることが一番だと思うし、キックオフには全ての力を出し切る準備をしたいと思います」
サポーター代表池間弘章さん「彼の情熱がチームをいろんな苦しいときを支えてくれて、感謝というだけでは言い尽くせない位存在感があります」
監督、そしてサポーターの思いにどう応えるのか、FC琉球の今後を占う試合でした。
開始2分でびわこ草津に先制点を奪われた琉球。その2分後、ベテラン永井のパスから田中が決めて同点!
これまでの琉球とは違う、そんな期待がよぎりました。しかし…前半43分2失点目を奪われてしまいます。
後半巻き返したい琉球。それでも得点に結びつかないもどかしい展開が続きます。
そして、悪夢はこの日も続きました。そしてダメ押しの4点目を奪われます。
この状況でも大敗してしまう、監督だけの責任ではない、チーム全体の不調和を最終戦にして露呈した結果となりました。
寺川主将「本当にサッカー選手としてこれでメシを食う、生活しているんだって気持ちが100%あるのか疑問に思う」
我那覇選手「ピッチの上で戦う気持ちが少ない、欠けている気がします」
新里監督からは最後の願いがチーム・サポーターに伝えられました。
新里監督挨拶「これからFC琉球が未来に向かって大きなクラブになることを信じていますし、未来を持つ子ども達のために精一杯良い道を進んでいただけたらと強く思っています」