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約2万4000人が参加した、きのうの第27回NAHAマラソン!気温23度、強い日差しが照りつける中、走る人、応援する人、今年も42.195キロの熱いドラマを追いました。

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塾長「合格を願ってということで、皆に寄せ書きしてもらって」

黄色レモンの集団「笑いでみんなを明るくできればいいかなとおもってます」

メイクする女性「クレオパトラで?ま~三大美女ということで。すみません」

おっさんメイクのおばさん「(テーマは?)テーマはおっさんですね、笑」「(どんな風に走るんですか?)こうやって(おじさん走りする)、笑」「いつもじゃないですよ、年に1回なので(Q.なはマラソンだから?)そうですね、なはマラソンだから」

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コスチュームの6人「がんばるぞ!オー!!」

27回目を迎えたきのうのNAHAマラソン!参加者は、それぞれに決意を持って挑んでいましたが中でも、ひときわ目立ったのが、この人。山本猛さん。

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山本さん「今年も完走目指して頑張ります。あぶないあぶない!」

山本さんは、今から5年前にも取材した男性。毎年、その年の話題などを題材に手作りコスチュームで出場しすべて完走!そんな山本さんにとって今年は記念すべき参加10回目の大会なのです

山本さん「記念すべき10回出場の作品がこれ。これ。これ高さ的には3メートル?高さ的には3メートルジャストくらいですかね。図ったら。デカッ!」

震災の復興を願い、風力発電の風車を作ってしまいました。その重さ、実に4キロ余り!

山本さん「いや~これでね~走るとなると気が重いですね~。隣のおばちゃん、すごい不思議そうな顔してみてますよ」

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山本さんは今年10月、自然と生きる暮らしに憧れて、那覇から名護に移住

山本さん「5年前とあきらかに違うのが、建物、住む場所、ま~あと僕結婚しましたからね」

現在、妻と双子の男の子の4人暮らし。来年の3月にはもう一人赤ちゃんが誕生する予定です。家の近くの1500坪の畑では紅芋を栽培。本格的な農業もスタート。5年前とは違う環境と決意で今年の大会に挑みます!

山本さん「完走するぞ~~」

走る前から、注目を集める山本さん。

山本さんを見た男性「いや、ちょっとむりじゃないですかね。でも走られたらすごいでしょうね」「完走してもらいたいなってね」

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そして、午前9時!約2万4000人の42.195キロのドラマが始まりました

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早々とリタイヤしたおっさんメイクのおばさん「なんでここにいるの?もうだめ、ひざガクガク、54歳で初めてのマラソンなのね、工事現場の方がいいですね、笑」

南部商業前 女の子「(お菓子もって)がんばれー」

山本さん「きついっす。(Q.大丈夫?)はい。もう、声援が凄いです。もう、涙が出ちゃうくらい声援が」

4キロもあるコスチュームを両腕で支えて走るため早くも6キロ地点で、疲れた表情を見せていました。そこに、強い日差しが追い討ちをかけます。

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17キロ地点、具志頭三差路。多くのランナーが、気温23度まで上がったこの日の暑さに苦しい表情を浮かべていました。

山本さんにも、限界が近づいていました。それでも、多くのランナーや、沿道の励ましが足を前へと進めていました。しかし・・・・中間地点の平和記念公園を目前に、倒れこんでしまいます。

完走後の山本さんインタビュー「本当に足がつっちゃって、もうだめかなって思ったんですよ」

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それでも立ち上がって再び、ゴールを目指します。

河合アナ「気温がぐんぐん上がってきました、レースが始まって3時間12分が経とうとしています、中間地点制限時間までもうまもなくです」

カップル「残念でした。仕方ないです、がんばります」

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くやし泣きの女性「あと5分くらいだった(泣き出す)」「お母さんがメダルほしがってて…涙」「次がんばろうと思います」

悲喜こもごものドラマを生み出しながら進むNAHAマラソン。

中間地点を越え、さらにスタミナが奪われるランナーを勇気付けたのは、沿道の応援と、差し入れでした。おにぎりや、おきなわそば、サーターアンダギー。

さらに、33キロ地点では牛丼まで振舞われていました!

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牛丼食べる男性「(どんなですか?)めっちゃおいしいです」

一方、山本さん、中間地点を越えてペースがダウン。最終ゲートが閉まる制限時間の3時15分まで間もなく・・・果たして完走することはできるのか?

制限時間ギリギリで最終ゲートを走り抜けると!フィニッシュへ!

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山本さん「今回はドラマでしたね。はい」「(完走できたのは)全部声援のおかげで、たぶん何度もくじけるところがあったんですけど、あれだけ声援をもらったら、やめられなかったですね」「もうちょっと気を許したら泣いてしまいます」

その後も、ドラマは続きました。

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完走した人も、出来なかった人も、応援した人も、支えた人も。今年もNAHAマラソンは、全てを温かく包み込んで終了。ドラマは来年へと続きます。

出場した約2万4000人のうち、完走したのは1万7000人余りが完走、多くのランナーが暑さに苦しめられましたが、今年も、良いドラマが沢山みられました。関わった皆さん、本当にお疲れ様でした!

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