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直前に地震が来る事を知らせてくれる緊急地震速報。3年前からきょう12月1日は緊急地震速報の訓練の日になっています。全国各地で対応訓練が実施され、ゆいレールでも車両を緊急停止させ、強い揺れに備える訓練が行われました。

「ただいま緊急地震速報受信致しました。全列車停止してください。本震来ました」

緊急地震速報は、気象庁が大きな揺れの到達を予測して、警報を出すものです。午前10時過ぎ、緊急地震速報が発表されたとの想定で行われた訓練。ゆいレールの司令室から運行中の7車両に対して、一斉に緊急停止の信号が出されました。

「ただいま緊急地震速報対処訓練のため、列車が停車しています」

停止した車両では、車内アナウンスに従って、強い揺れに備える乗客らの姿が見られました。男性は「怖いと思います。やっぱり慌てると思います。パニックになるんじゃないですか」と話し、女性は「たぶん固まってしまうでしょうね。この間の地震で固まってしまったので」と話しました。

沖縄都市モノレールの防災担当者は、車内で緊急地震速報を聞いたときには、落ち着いて、スタッフの指示に従ってほしいと話します。そして知念健男常務取締役は「社員の案内に従って行動していただいて、ハプニング的な行動をとらないようにお願いしたい」と話していました。

気象庁によりますと、緊急地震速報が発表されてから強い揺れが来るまでは数秒から数十秒とごくわずか。沖縄都市モノレールでは、短い時間に吊り輪につかまったり、椅子にしっかり座るなど、揺れに対応できる姿勢をとってほしいと話していました。