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文化の日のきょう、首里城では、毎年恒例の琉球王朝祭りが行われました。メインイベントの古式行列では、琉球国王と王妃の行列が2011年も華やかに首里の街を練り歩きました。
古式行列は、琉球王国時代、国王が国の安泰と農作物の豊作を祈願するため、正月3日に寺を参拝する儀式を再現したものです。
守礼門をくぐり、御轎と呼ばれる乗り物に乗り込んだ琉球国王と王妃には、位ごとに異なる衣装をまとった士族たちや神女らが従います。
笛や銅鑼を演奏するのは、王国時代のマーチングバンド、路次楽隊。異国情緒あふれるメロディーで行進を盛り上げていました。
観光客は「初めて見たんですけど、すごい豪華で当時を思い浮かべられる感じで、素晴らしいなと思いました。」子どもは「昔の服とかを着ているところがすごいと思いました」と、そして別の子どもは「ピンクが良かった。アハハハハ」と感想を話していました。
見物客らは、現代の城下町に現れた一行に、手を振ったり、カメラを向けるなど、かつての王国時代の伝統行事を思い思いに楽しんでいるようでした。