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豊見城市で見つかったくちばしに釣り糸が絡まっているクロツラヘラサギ。環境省が連日、保護を試みていますが、17日現在も保護には至っていません。

豊見城市与根の湿地帯で見つかったこのクロツラヘラサギは、17日もくちばしに釣り糸が絡まったままの状態で、翼を休めたり、時々、周囲を歩く姿が確認されました。

環境省ではこのクロツラヘラサギを保護して釣り糸を取り除こうと、14日に湿地帯の東側に縦横およそ4メートルのネットを設置していますが、いまだ捕獲にはいたっていません。

このため17日午後からは、ネットをより大きくする作業を行い、縦の長さをおよそ1メートル延長しました。

環境省によるとこのクロツラヘラサギは時々、小魚などを食べていて、特に衰弱した様子ではないということで、慎重に監視する方針です。