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野田政権下で再び、普天間基地の辺野古移設への動きが加速する中、大臣や民主党大物議員達の沖縄行脚が始まっています。川端沖縄担当大臣は11日、就任後初めて沖縄を訪れました。

11日午後、沖縄に到着した川端達夫沖縄担当大臣は、その足で糸満市の国立戦没者墓苑を訪れ、沖縄戦で亡くなった18万人あまりの遺骨が収められた納骨堂の前で献花を行いました。

今回の沖縄訪問については、2011年度で期限が切れる沖縄振興特別措置法や、県が要求している一括交付金について意見交換することが目的だということです。

しかし、12日の日程を見ると、普天間基地をはじめ、基地受け入れの見返りとされる「北部振興策」で造られた施設の視察、また、北部地区の市町村長らとの懇談が組まれているなど、普天間基地の辺野古移設を推し進めるための説得にやって来たという姿勢が見て取れます。

また、川端大臣は先ほど県庁に到着し仲井真知事と会談。仲井真知事からは3000億円規模の一括交付金を10年間確保すること、沖縄振興のための法制度を実現するよう要望書を受け取りました。

12日は北沢前防衛大臣が沖縄を訪れるほか、10月中旬には一川防衛大臣、11月初旬には前原政調会長の沖縄訪問も検討されているということです。