来月の開幕を控えるプロバスケット、bjリーグの琉球ゴールデンキングスは週末、昨シーズンファイナルで敗れたディフェンディングチャンピオン、浜松東三河フェニックスとプレシーズンマッチを開催。今シーズンが楽しみになる試合を見せてくれました。
新生琉球ゴールデンキングス。先発に登場したのは注目の新戦力、並里成(なみざとなりと)。コザ中から福岡第一高校に進学、U-18日本代表にも選出された22歳が試合開始早々、観客を魅了します。
先制点さらに連続得点で7年ぶりの沖縄での凱旋試合をスタートさせると、独特なリズムで王者浜松を翻弄。相手のファールを誘います。
そしてこのフリースローをしっかり決めたのは金城。トレードマークのちょんまげを切って心機一転今季に望む金城。悔しい昨シーズンを終え1週間後には練習をスタートさせていました。
金城選手「(今季は)自分自身にとって勝負の年。死に物狂いでやっていきたいです」
キングスペースで進んだ序盤。しかし前半終了間際、浜松のシュート攻勢であっという間に7点のリードを許して前半終了。敗れたファイナルの再来が頭をよぎります。
ここでロッカールームでゲキをとばした桶谷ヘッドコーチ。
桶谷ヘッドコーチ「ゆるみがあったと思います、危機管理能力をもってもらわないといけない」
キングスの固いディフェンスがよみがえります。金城が体を投げ出しカット…得点につなげると、相手の速攻を…並里が止めます。
スピード、攻撃スタイルの増したキングスは王者浜松に23点差をつける快勝。集まった2720人のブースターに今季の王者奪還を誓いました。
並里選手「(目標は?)もちろん優勝です」
実はこの試合昨シーズンの主力小菅選手や、元浜松でキングス新加入のジャーフロー・ラーカイ選手がケガで出場していません。レギュラーシーズンには間に合うということで
どれだけ強いキングスを見せてくれるのか今から楽しみです。
そして楽しみがもう一つ、キングスはあすから中国広州で開催される「アジアチャンピオンシップ」にキングスが出場することになりました。アジアの中でどんな存在感をみせてくれるか、こちらも注目です。