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8月29日、民主党の新代表に選ばれた野田佳彦前財務大臣が、8月30日、正式に総理大臣に指名されました。国会は、8月30日午後衆参両院で総理指名選挙を行い、民主党の野田佳彦新代表が、正式に第95代、62人目の総理大臣に選ばれました。

野田総理は千葉県出身の54歳。管内閣では財務大臣を務めました。きのうの代表選挙の演説では、相田みつをの詩を取り上げ、「ドジョウは金魚の真似は出来ない」と述べ、背伸びをしない政治を目指すことをアピールしました。野田総理は、早急に党内人事に着手し、今週中に新内閣を発足させます。

県内での反応として男性が、「当たり外れはないかもしらんけど、これといったインパクトがない」と話し、女性は「基地問題とかも全然進展していかないし、何年たっても現状維持のままって感じなんで」。

また別の男性は「東京と沖縄の感覚が違うので、基地、ぜひ沖縄に何度も来て沖縄の空気とかを野田さんに感じてもらいたい」と要望ししました。

沖縄関連の政策について、野田総理大臣は8月29日の代表選後の会見で、県が求めている3000億円の一括交付金については、予算規模について慎重な姿勢を示したほか、普天間基地の移設問題についても、管内閣の姿勢を踏襲する方針を示していて、直ちに、大きな進展は望めそうもありません。

名護市の稲嶺市長は「沖縄の現実にしっかりと目を向けて、そして理解をしていただいて、それを今一度、日米合意の見直しというところまで、ぜひ進めていってほしいなと」コメント。

また海外出張中の仲井真知事は、「新たな沖縄振興の実現」、そして、普天間基地の「一日も早い県外移設および返還に取り組むよう求めたい」とコメントを出しました。