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ANN系列の九州山口沖縄ブロックがお伝えする夏のシリーズ企画「ヒヤッと」きょうは沖縄から。座間味島で活動する写真家の話題です。

慶良間諸島に浮かぶ座間味島です。ビーチは夏真っ盛り。ですが水の中に入ると…こんなに涼しげでヒヤっとした世界が待っています。この海や自然に魅せられ写真を撮り続ける2人がいます。自然写真家ユニット「うみまーる」の2人です。

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高松さん「海にいればごきげんだよね、うん。でもデスクワークが続くとイライラするね早く海に行きたいーって!」

高松さんは放送局で環境問題の番組制作に取り組んだ後、写真家に転身。「うみまーる」の制作全般を手がけています。井上さんは、小学生の時、原因不明の難聴になり徐々に聴力を失いました。

井上さん「沖縄の大学に来てダイビングを始めて、それでそうすると海の中では耳の不自由な人も耳が聞こえる人もみんな同じハンディがない、それですごくいいなあって思ってダイビングにのめりこんだんですよね。」

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2人は10年前にダイビングを通じて知り合いうみまーる企画を設立。数々の共同作品を生み出しています。

高松さん「特にこの阿真のここはリーフがあるので青のグラデーションがいろんな色があってキレイですね。ここに阿真ビーチに来るカメで自分らがミカってつけてるカメがいるんですよ。その子がですねよくこの岩の下に昼寝してるんです。」

いました!ウミガメです。ゆっくりと海を泳ぐのは「ダイス」と名付けられたアオウミガメでした。2人はこの島に暮らして7年。海の中をも知り尽しています。

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こちらは新しく発表された写真集。表紙の小さな枠には「うみまーる流海にやさしい水中写真術」とあります。

高松さん「自然のことを伝える人間としては自然にダメージだとか、こう傷つけたくなくないという思いから水中撮影するときにはですね、どこにも手も足もつかずに撮影するようにしています。」

ここで海に優しい潜り方を実際に見せてもらいましょう。

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この海にやさしい潜り方を無料で伝える活動をしています。

高松さん「これは1cm程ちょっとですがこれがお母さんで・・・」

最近は水中撮影を楽しむ人たちが増えました。その結果知らずに小さな生き物を傷つけていることも多くなりました。それを少しでも減らしていきたいというのが2人の願いです。

この日2人が向かったのは阿真ビーチの沖です

高松さん「ここはウルヌサチというポイントでウルヌサチはサンゴの岬という意味ですね。」

井上さん「向こうに小さいタイマイがいる!」

ここで海に熱い情熱を持つ2人にお願いをしました。この海のとびきりの「ヒヤっとする景色」をに教えてください。

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高松さん「明日をも知れぬ厳しい自然の中、そんな中にいても海の生き物たちはなんかこうキラキラとしていつも楽しげで今を生きる喜びに満ち溢れてるんですよね。その今生きてることの大切さっていうのを自分らはいつも教えてもらってるんです。それを伝えていきたいなと思ってます。」

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井上さん「ヒヤッと撮れました?タイマイがずーっと一緒に泳いでくれてかわいかったですね。」

高松さん「ヒヤッと撮れました?もうですね気持ちいい感じだったのでそれが写ってるといいなあと思っています。」

こちらの写真が2人にお願いした「ヒヤっと」です。海に優しいうみまーるの作品。2人の活動はこれからも続きます。

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こちらがうみまーるの写真集です。これまでは海にやさしい潜り方や撮影法というのは2人だけのポリシーであればいいと思っていたそうですが、海を訪れる人に思いを伝えていきたくてこの本を出したそうです。今まではフィルム撮影にこだわってきた2人があえて操作の簡単なコンパクトデジカメで全編撮影。小さいサイズでいいですね!