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外務省が県と宜野湾市に連絡してきたのは2ヵ月後でした。

東日本大震災の支援活動に参加したアメリカ軍のヘリコプターに付着していた放射性物質を取り除いた際に出た廃棄物が普天間基地に保管されていることがわかりました。これは10日に外務省から県と宜野湾市に連絡があり明らかになったものです。

放射性廃棄物はアメリカ軍が東日本大震災の支援活動「トモダチ作戦」に参加した際、ヘリコプターに付着した放射性物質をふき取った布などです。

外務省がアメリカ軍から受けた説明によると、放射能はごく低レベルで、現在は密閉容器に入れて保管されているということです。

宜野湾市では、6月には事実を知っていた外務省からの連絡が2ヵ月も後になっていて、市民に不安を与える問題だとして、抗議しています。

一方、県は11日午後に外務省沖縄事務所を訪ね、政府からの連絡が遅れたことに抗議するとともに、政府の責任で適切に処理を行うよう要請しました。

又吉知事公室長は「まず連絡が遅いのではないかということ。情報をしっかり県に伝えることは、果たしてなされていたのか、これは遺憾。県民生活に支障があるのか、ぜひ速やかに明らかにしていただきたい」と話しています。