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2004年に沖縄国際大学で起きたアメリカ軍ヘリ墜落事故を風化させないようにと、大学構内に当時の資料を集めたコーナーが設置されました。
2004年8月13日、アメリカ軍のCH53D大型ヘリコプターが沖縄国際大学の構内に墜落、炎上しました。
『この大事故を風化させない』と企画された資料コーナーは図書館の一角に設けられ、事故直後、学生が撮影した写真や大学が集めた映像、当時の新聞記事などが展示されています。
23日は開設式が行われ、すでに解体された当時の校舎の一部が関係者によって慎重に展示されました。
資料コーナープロジェクトのチーフを務める照屋寛之教授は「あの事故の恐ろしさや米軍基地の恐ろしさというものを後世に伝えたいということが非常に大きかった」と、設置にかけた気持ちを語りました。
事故から4年、この春で当時の事故を知る学生はほとんどが卒業します。資料コーナーは学生だけでなく一般の人も見学することができるということで、大学では今後も資料の数を増やして、事故の風化を防ぎたいと話しています。