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沖縄戦当時、集団自決で多くの犠牲者を出した座間味村。村では戦争体験を語り継ごうと、体験者たちの証言をまとめたガイドブックを作成しました。
平和学習ガイドブック「戦世を語りつぐ」は座間味村教育委員会が作成したものです。
座間味村で行われた発刊式では、編集委員長の宮城恒彦さんから仲村三雄村長にガイドブックが贈呈されました。
沖縄戦当時、アメリカ軍が最初に上陸した座間味村では、集団自決が発生し、200人以上が亡くなりました。
ガイドブックには9人の編集委員たちが島の家一軒一軒訪ね、お年寄りから丁寧に聞き取りをしてまとめた沖縄戦当時の様子や、戦後の生活ぶりなどが綴られています。
中には、敵が迫る中、住民同志が縄で首を絞め合い死のうとしたという集団自決の様子も生々しく記されています。
座間味村ではこの本を2000部発行していて、今後は平和学習に役立てたいと話しています。