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読谷村の沖のサンゴが消えた海にこつこつと移植されてきたサンゴたちが6月1日夜に無事産卵し、サンゴ礁の再生に向け大きな一歩を踏み出しました。

読谷村の沖150mの浅瀬はほとんどサンゴが死滅していましたが、珊瑚礁の再生に取り組む金城浩二さんたちは2年前からここにサンゴを植え続け、すでに2万本以上のサンゴの苗を定着させています。

6月1日午後10時。ハイスギミドリイシなどミドリイシの仲間が次々に産卵を開始。再生したサンゴたちがおよそ2時間にわたって新たな「命の交響曲」を奏でていました。

金城さんは「最高です、ばりばり産卵しましたね。今年の光景を見たら、誰も(移植が)無意味とは言えないでしょう。これが広がっていくのを想像したら」と話していました。

6月2日の夜は、陸上にあるサンゴの養殖施設「サンゴ畑」でも産卵の光景が見られそうだと言うことです。