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アメリカのゲーツ国防長官は北沢防衛大臣に対し、垂直離着陸輸送機・オスプレイを、2012年から普天間基地に配備すると伝える方向で最終調整していることがわかりました。
オスプレイは現在、普天間基地に配備されている中型輸送ヘリコプターの後継機ですが、開発の段階で墜落事故が相次でいます。
1996年のSACO最終報告の草案で、アメリカ側は代替施設への配備を明記しましたが、沖縄の反発を恐れた日本政府の反対で削除された経緯もあります。
仲井真知事はこの報道に対し「僕らのイメージではあれ(オスプレイ)は危ない飛行機というイメージしかない。データもないし。ちょっと論外だと思います」と話すとともに「早ければ来年の10月にもという話がありますが」という記者の質問に対して「飛んでもない話だと思います。そんな勝手に自分たちだけで決めて」と不信感を滲ませました。
また、宜野湾市の安里市長は「オスプレイを配備して、危険に市民を晒すことについては、宜野湾市としては断じて許せない。言語道断の話」と話していました。
配備の計画は2011年6月初旬に予定されている会談の席で、北沢防衛大臣に伝えられるものと見られていますが、県民の反発が高まるのは必至です。