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民間の夜間中学「珊瑚舎スコーレ」で学ぶ人たちに対し、県の仲村守和教育長は、正式な中学の卒業認定が出来る方向で検討していることを明らかにしました。この問題は21日に開かれた県議会の代表質問で、護憲ネットワークの狩俣信子議員が取り上げました。

狩俣議員は、夜間中学「珊瑚舎スコーレ」では、戦中戦後の混乱期で義務教育を受けられなかった人たちが学び、中学校の卒業証書を待ち望んでいるとして、県教育長の見解を求めました。

これに対し仲村教育長は先月、夜間中学の授業を視察し、学ぶ機会を提供する事の大切さを改めて認識したとして「市町村教育委員会で学齢簿に準じたものをつくり、公立中学校に籍を置いて学べるかどうかや、卒業認定ができる方向での検討を行っていきたい」と語りました。

現在、県教育庁は市町村の教育長協会と詰めの作業を進めていて正式な卒業認定に向けて大きく前進しそうです。