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県が新年度予算に計上した泡瀬干潟埋め立て工事関連の予算案は、29日に開かれた県議会最終本会議で野党の一部が賛成に回り、原案通り可決されました。

沖縄市の泡瀬干潟埋め立て工事を巡っては、裁判所が土地利用計画に経済的合理性がないと判断していましたが、沖縄市が新たに土地利用計画を策定したことで、県は新年度予算に埋め立て工事関連の予算を計上していました。

29日の県議会最終本会議では、埋め立て工事予算を削除する修正案が野党から提案され、新たな土地利用計画に理解を示した野党の一部議員が反対に回ったため否決され、埋め立て工事関連予算を含む当初予算案は原案通り可決されました。

予算削除の修正案に反対した改革の会の玉城満議員は「推進派と反対派の落としどころもこれから詰めていかないといけない部分もある。そういう意味で落としどころを見つける第一歩だと思って賛成いたしました」と話しました。

一方、予算案削除の修正案が否決されたことで、工事に反対する市民団体は落胆の色を隠せず、再び訴訟を起こすことも検討しているということです。