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2011年1月、沖縄市で乗用車が軽乗用車と衝突し、当時19歳の少年が亡くなった事故で、乗用車のアメリカ軍属の男性が不起訴になっていたことがわかりました。
この事故では、対向車線にはみだした乗用車と軽乗用車が衝突し、当時19歳の少年が死亡。乗用車を運転していたアメリカ軍属の男性が、自動車運転過失致死の容疑で書類送検されていました。
男性が事故を起こしたのは、職場からの帰宅途中だったということです。那覇地検は不起訴の理由を公務中だったからとしています。
日米地位協定上、公務中の事故は日本に第一次裁判権がありません。池宮城弁護士は「遺族の悲しみ、それに対して日本の法律で裁くことができないという矛盾が沖縄に集約されている」と話しています。地位協定ではアメリカ軍人軍属が公務中に起こした事故の賠償の責任を日本政府が負うことになっています。