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4年生まで通った母校で卒業式です。東日本大震災で被災した仙台市の小学校に通う6年生の児童が、23日、転居先の与那原町の小学校で卒業を迎えました。

与那原東小学校の卒業式に参加したのは、宮城県仙台市の連坊小路小学校6年の大久保勝博くんです。勝博くんは、3歳から小学4年生まで母の美由樹さんの実家のある与那原町で過ごし転校先の宮城県で大地震に会いました。

勝博くんは3月17日家族とともに沖縄に避難。宮城県の小学校で、25日に予定されていた卒業式には出られそうにもありませんでした。しかし、それを知った沖縄の同級生の父母が学校側に掛け合って、23日沖縄で卒業を迎えることができました。

勝博くんは「卒業式ができないって聞いたときは、ちょっと寂しかった。」「皆からこういう色紙をもらって嬉しかったです。」と話してます。

また父親の勝也さんは「卒業式、今回こんな急にも関わらず出席させて頂いたってことにはもう」「沖縄っていう帰ってくる場所があって良かったなってつくづく思います。」と話しました。

勝博くんの卒業証書はしばらくして、仙台から届く事になっています。被災という厳しい経験を経て勝博くんは、この春沖縄の同級生と共に町内の中学校に進学します。