生きるだけで必死。仙台で被災し14日、やっとの思いで沖縄に戻ってきた野島大源さんの被災したときの状況です。野島さんは仙台市内の大学に通っています。大変な状況を体験した野島さんはぜひ被災したみなさんに励ましのエールを送って欲しいと訴えています。
野島さんはうるま市出身で東北福祉大学で学んでいて大地震の起きた11日は大学の実習中に被災。仲間と先生からの交通費などの援助を受けやっとの思いで14日沖縄に戻ってきました。
憔悴している被災地の人々に必要なのは励ましだと訴えます。野島さんは「みなさん頑張って下さいというエールをおくるだけでも南の島沖縄からあたたかい声が届いているという励ましになると思うそれがやっぱり一番出来る事ではないでしょうか」と話しています。
24日に予定されていた大学の卒業式は延期,野島さんはしばらく、沖縄で支援活動を行うという事です。
菅野さんは「近所でも津波で亡くなってる人いるから、何かこうこっち来るのがね、悪いことしてるような感じでね」と話しています。福島県いわき市から避難してきた菅野さんは、15日からこちらのゲストハウスに宿泊しています。この宿泊施設では、地震発生当日から、空港で足止めされた人などを、無償で受け入れています。
紺野さんは「ベッド数にも限界があるので、今お受けしてるのが実際のところ、もうキャパオーバーという感じでしょうね」「お部屋が空いてる限り、対応できる限りは、出来る限りのことは続けて生きたいとは考えてますね」と話してます。
平良朝敬CEOは「規模的には、うちのホテルの約10%を提供したいと」と話していて被災者受け入れの動きは大手ホテルにも表れ始めました。
県内で4つのホテルを運営しているかりゆしグループは、客室全体の10%にあたる100室程度を、被災者に無償で提供する方針を固めました。平良朝敬CEOは「沖縄にはたくさんのホテルがありますから、一人一人が一部屋運動していけば、かなりの数になると思うので、まずは我々からできることはすぐにやろうと」と話しています。
この他にも、長期滞在型の宿泊施設を運営する、「沖縄ロングステイ」が被災者受け入れを始めていて、支援の輪が、県内でも広がり始めています。