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那覇市議会は27日の定例会で、JR九州が3月で運行廃止を決めている寝台列車「なは」の存続を求める要請決議を全会一致で可決しました。

「なは」は今から40年前の1968年、本土復帰を願う沖縄県民から愛称を募集し、旧国鉄が大阪ー西鹿児島間で運行を開始しました。

芭蕉とヤシの葉がトレインマークの「なは」は、長年に渡って沖縄をPRしてきましたが、JR九州は今年春のダイヤ改正で3月中旬の京都ー熊本間の運行を最後に廃止することを決めています。

27日の那覇市議会では、この寝台列車「なは」の廃止に対して与儀實司議員が「観光客1000万人を目指す沖縄にとって『なは』の廃止は大きな広告塔を失うことになる」と述べました。

そして「なは」の存続、または名称の復活を求める要請決議が全会一致で可決されました。那覇市議会はJR九州に対してこの決議文を送付します。