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沖縄戦などで家族を亡くした遺族らが、靖国神社への合祀取り下げなどを求めている裁判の控訴審が、16日福岡高裁那覇支部で開かれています。

この裁判は、沖縄戦などで家族を亡くした遺族ら5人が、亡くなった家族が無断で靖国神社に合祀され、精神的苦痛を受けているとして、合祀の取り消しなどを求めているものです。

2010年10月の第一審判決で那覇地裁は「神社の合祀行為で遺族らの法的利益が侵害されているとは認められない」として原告の訴えをすべて退けていましたが、原告団は判決を不服として、控訴していました。

16日朝、開かれた事前集会で原告の1人は「祀ってもらいたくない自由もある」と、控訴審への決意を訴えていました。