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2009年に始まった裁判員制度で裁判員の経験者や裁判官などがその選任手続きや審理の手順について意見を交わす会が、28日那覇地裁で開かれました。
参加したのは、ランダムに選ばれた実際の裁判員経験者8人と裁判員裁判を担当したことのある裁判官や検察官、弁護士の3人です。
この意見交換会は、裁判所が開いたもので、裁判所側の司会者が、裁判員経験者に、裁判に参加しての感想や、審理の進め方について質問しながら進められました。
この中で裁判員経験者は、裁判員裁判に参加したことを「これまで他人事に感じていた司法が身近になり、普段の生活でもニュースが気になるようになった」と肯定的に捉えている一方で、裁判の過程で、事件現場の写真を見たり、被害者や被告人の背景を知ることで生まれる精神的な負担のケアを充実させてほしいという意見が出ていました。