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一年間の勉強の「美味しい」成果です。

調理師を養成する那覇市内の専門学校で卒業記念ビュッフェが開かれ、家族らに料理を振るまいました。卒業ビュッフェは学生達が一年かけて身に付けた技術を実際に味わってもらおうと、家族や友人を招いて毎年開かれています。

会場には新鮮な魚介をつかった刺身や寿司などの和食から洋食や中華、お菓子と、メニュー作りから材料の買い出しまでを全て学生たちが手掛け、多くの料理が並びました。

なかでも学生が目の前で調理するパスタや鶏飯などの温かな料理は人気で、サービスする学生たちも大忙しでした。

女子学生「食べるのが好きだったので作ってみたいなと。(Qいま卒業をまえにどんな気持ですか?)自分の作ったものを人に食べてもらって喜んでもらいたいです」

男子学生「(お店は)持ってみたいなと考えています。(Qどんな店?)一応、イタリアンかフレンチの店を持ちたいと思います」

女子学生「わたしは定年してからこちらに入ったんです。若い子と一緒に勉強できるってことで、わくわくしながら入って、若い人のエネルギーをもらいながらやがて卒業という所まで辿りつきました。(Qお店持ったりとか)ああ、それは最終的な夢ですね(笑)」

和洋中、琉球料理にお菓子作りといったそれぞれの実技に加え、調理師免許取得に必要な栄養学や公衆衛生学など、座学もすべて一年間で学ぶというハードなカリキュラムをこなした学生たちの表情はすっかりプロの調理人。就職率も県内のホテルなどを中心に毎年9割を越えるということです。

招かれた家族や友人も学生たちの料理の腕前に舌鼓を打ちながら、一年の学習の成果を実感していました。