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当事者である県民不在です。誰にとっての方便だったのでしょうか。

鳩山前総理が普天間基地の移設先を辺野古に戻した理由について、抑止力とした事は方便だったと一部報道されている件で県内では、反発の声があがっています。

この報道は県内両紙のインタビューで鳩山前総理が辺野古回帰の理由を抑止力とした事は方便と言われれば方便だったと発言したというものです。一方、鳩山前総理が仲井真知事に沖縄と日米両政府の3者協議機関の設置を打診したという発言について知事は記憶にないと否定しました。

仲井真知事は「総理大臣がお使いになる言葉ではないという印象は受けます。(Q:3者協議機関設置の打診については?)知事選があるのでなどという話を総理とやった記憶は全くない。ただ、辺野古の話しを当時県民大会があっておかしいと言っている中で協議するというのは、ちょっとあわないんじゃないでしょう」と話していました。

また、名護市の稲嶺市長は「いやぁ、びっくりというか、あきれたというか。いずれにしても、あの抑止論というのには根拠がなかったということですよね」と不快感を示しました。

また、枝野官房長官は発言そのものを直接聞いておらずコメントできないとしながらも、海兵隊は日本の平和と安全に寄与しているとの認識を示し「いずれにしても沖縄の皆さんの声が厳しいという事は従来から認識しているところで、内閣としては地元の皆さんに誠心誠意説明し、ご理解を求めているという姿勢を徹底していくしかないと思っている」と会見で話しています。