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きょう紹介するのは、まだあまり聞いたことのない貴重な食材で、お年寄りの食事にも重宝されるであろう野菜です。
金武町金武にあるこちらの畑。傾斜した水はけのよい土地に、その野菜は植えられていました。
津嘉山徳子さん「これはビスケットの材料なんですよ」
その野菜とは、一見、ショウガのようにも見えますが・・・。
『オレは、ブラジル原産のクズウコンというんだ。方言ではクジキン。上等なでんぷんが取れるんだ』
このクジキンを長寿食にしたいと目をつけたのが、生活研究会で活動している津嘉山徳子さん。長寿の村大宜味でおばぁちゃんが育てているのを見て、これはいけると踏んだのです。
津嘉山さん「少し傷つけるとおかれないんですよ。くされて」
クジキンを粉砕機にかけてエキスをとって乾燥させたものが、でんぷんとして利用されています。
そして津嘉山さんがクジキンを使った料理を作ってくれました。
消化が良く、栄養満点のクジキンプットゥルーに、クジキンヒラヤーチー、そして体を温めるくず湯です。
津嘉山さん「年を取って何も食べられなくなったときに、(クジキンを)を工夫していろいろと研究して、何とか食事につなげていきたい」
『最後にオレから注意を一つ!よく聞け〜。あくが強いので、薄い皮はきれいにむいて使えよな〜』
さて、こちらにはクジキンのくず湯をご用意しました。ちょっと頂きます。とろみがあって喉のあたりがじんわりと温かくなります。疲れたときに元気が出るような感じがします。
このクジキンまだまだ出荷できる量産はないのですが、金武町のイベントで、粉にして販売する予定だということです。