※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
旧正月の3日、うるま市の浜比嘉島では子宝の神様と言われる拝所「シルミチュー」で、この1年の島の繁栄と住民の健康を願う「初拝み」が行われました。
比嘉区の平識区長は「子宝の神様ということで全国から来る」と話しています。
午前10時過ぎノロが洞穴に入り祈願すると、外では地域の人たちがかじゃでぃ風の演奏を添えます。その後はノロが踊りを奉納したり、比嘉小学校に通う児童たちが歌や空手を披露し、厳かな雰囲気の中、地域に伝わる伝統行事が執り行われました。児童のひとりは「地域が協力していやっているところがいいところだと思います」と話してました。
3日はあいにくの曇り空でしたが、浜比嘉に暮らす人の他、今は島の外で暮らす人たちも帰ってきて、1年の始まりを祝っていました。そして祈願の最後はカチャーシーで場を盛り上げました。
80歳のお年寄りは「自分の健康と皆さん立派にしてください」と祈願したと話し、女性は「長女にまだ子どもがいないのでお祈りしました」、また他の女性は「正月だけに孫や子どもたちが帰ってくるからそれが楽しみ」と話してました。
この後、地域の人たちは12箇所ある拝所などを回って新年の挨拶を告げ、無病息災を祈願していました。