※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

身柄は、日本側に引き渡されています。2025年3月、本島中部のアメリカ軍基地内のトイレで、女性に性的暴行を加えたとして書類送検されていたアメリカ海兵隊の27歳の男が、2025年4月30日、不同意性交等などの罪で起訴されました。起訴されたのは、アメリカ海兵隊の一等兵、オースティン・ウェディングトン被告(27)です。

起訴状などによりますとウェディングトン被告は2025年3月18日本島中部のアメリカ軍基地内にある個室トイレで、女性の首を絞めて性的暴行を加え、助けに入った別の女性の顔面を踏みつけ、背後から首を絞めるなどし、顔面打撲や頸椎捻挫などのけがをさせたとされています。被害にあったそれぞれの女性から相談を受けた警察が、基地内への立ち入り調査や被告から任意で話を聞くなどして捜査を進め2025年4月7日に書類送検し、那覇地検が4月30日に、不同意性交等と傷害の罪で起訴しました。

捜査関係者によると、被害女性と被告の男に面識はなかったということです。那覇地検は、被告の身柄について日本側にあると述べた上で、認否については、裁判に支障があるとして明らかにしていません。

今回の起訴を受けて、アメリカ海兵隊は、QABの取材に対して、「海兵隊員に対して定期的な教育と訓練を通じて指導を行う」とコメントしました。

また、玉城知事は2025年4月30日午後5時ごろ、報道陣の取材に応じアメリカ側に抗議する方針を明らかにしました。玉城知事は「非常に凶悪な犯罪、許されざることだと強く申し上げねばならない」と述べました。

玉城知事は早ければあすにも、軍幹部を呼び出して抗議する考えを示しました。