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普天満宮の洞穴遺跡の発掘調査で、県内では初めて旧石器時代のイノシシの牙製品などが見つかっていたことが分かりました。

宜野湾市の普天満宮本殿の近くにある洞穴で旧石器時代の遺跡を発掘調査したのは、沖縄国際大学の新里貴之教授とおよそ30人の学生が在籍する考古学研究室です。

2022年から始まったこの調査は今回で3回目で、およそ1万8000年から1万7000年前の地層から、県内で初めてイノシシの牙製品が見つかりました。

また、貝器の素材で人が加工したとみられる貝の破片が、およそ3万3000年から1万7000年前の地層で発見されたということです。

新里教授は今後の調査について「当時の人類が何を食べ、生活をしていたかを研究し、琉球にいたシカ類の絶滅要因について詳しく解明していく」としています。