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2024年、名護市で同棲していた女性を殺害した罪に問われている男の裁判員裁判が開かれ、検察は懲役13年を求刑しました。

殺人の罪に問われているのは、名護市のタクシー乗務員関一弘被告(62)で、起訴状などによりますと、2024年9月、名護市の自宅で同棲していた50代の女性の首をロープで絞めて殺害したとされています。

那覇地裁で開かれた裁判員裁判で関被告は起訴内容を認めていて、検察側は一方的に被害者の浮気を邪推し、話し合いをすることもなく殺害したことは取り返しのつかない身勝手な行為と主張し、懲役13年を求刑しました。

また、被害女性の遺族が法廷で「あなたの感情と思い込みで命を奪われた。被告人を許しません」と陳述しました。

一方、弁護側は、被害者に男性の影があると疑っていた被告が思い悩んだことに不合理はなく、そして、発覚前の事件を知人に告白したことで自首と同等に考慮されるべきだとして、懲役10年が妥当と主張しました。

この裁判は4月22日で結審し、判決は4月25日に言い渡される予定です。