Qごろ〜、念願だった「沖縄子どもの国」にやってきました。動物達も寝床から出てきました。
シーマ「よう、Qごろ〜よく来たね」
Qごろ〜「トラのシーマさん、おはようなの」
ガォと鳴きながら歩き回って縄張りを主張。爪をといで笹を食べる。シーマの朝の習慣です。
島袋さん「毛づくろいしたら毛玉と一緒に出すために竹の葉をあげるんです」
お隣りはライオンの「キング」と「りんご」。雄のキングはちょっと甘えん坊。雌のりんごは気が強い。
子どもの国には122種1013点(2月末現在)の動物達がいます。その1頭1頭にそれぞれに個性があります。
大宜味さん「ウルさん、おはよう。おはよう起きて」
オオアリクイの「ウルくん」は朝が苦手。起こされてやっと、目を覚ましました。細くて長い口のウルくん。一体あくびはどうやってするのでしょう。
この舌の長さで、その日の体調が分かるのだそうです。そして、向かったのは水が流れる池。まるで水洗トイレです。
そして、こちらはこどもの国の新入り。去年の暮れにやってきたゾウの「ラフル」と「デビ」。足の間に詰まっている便を取り除いたり、爪を研いだりしながら体調をチェックです。
「体温はうんこに体温計を挿して計ります。それにプラス1度すれば体温と同じくらいなんで」
象と飼育係の彼らはまだ3ヶ月の付き合い。お互い、信頼関係をつくっている時期です。
大宜味さん「今、角があるから威張れるんですけれど、角が落ちたら雌にかなわないんですよ。威張れるの今しかないから、威張っとけって言っている」
シカのばん吉は優しい雄鹿。雌鹿に頭があがりません。でも、角を頼りに、この時期だけは威厳をみせているのだそうです。
Qごろ〜「みんなそれぞれ性格が違うなの〜。動物園では月に1度、そんな動物達の事をワンポイントガイドで生態を説明しているなの〜」
あれあれ、仕事中に釣りですか?あれ?違うの?餌をつっているの?
「ペリカン用です。他の鳥類は冷凍でやっていますが、ペリカンだけは。慣れたら食べると思うんですけど」
それにしても、こんなに沢山の動物の餌はどうなっているのかな?Qごろ〜、ここでは餌づくりをしているよ。
並里さん「きりんです。キリンは舌で巻きつけて食べるんですよ。葉っぱのような形」
外間さん「Qごろ〜、これは狸とアライグマの餌を作っているんだよ」
おやおや、その丸いお椀は何?おっと、へびですね。
「Qごろ〜大丈夫だよ。毒は無いから!!!」
Qごろ〜「はあ、驚いたなの〜」
ああ、びっくりしたあ。それにしても、きょうはホントにいい天気。
冬場は殆ど餌を摂らないワニ。この日は3ヶ月ぶりの食事です。でも餌を食べたのは1匹だけ。他は・・・、反応なし・・・。
伊良波さん「日光浴の方がいいみたい」
一方、カバの親子はかなり食欲旺盛。飼育係が餌をくれるのを口を開けて待っています。
喜屋武さん「これはフサオマキザルといって、特徴は手が器用に使える。アメリカでは介護ザルといって有名です」
Qごろ〜も餌をあげてみようか?
Qごろ〜「かわいいなの」
本当に、いろんな生き物達が生きているなあ・・・。
喜屋武さん「命の大切さというのは、触れてみて暖かいとか。ああ生きているんだねって。ちゃんと管理したり、いろいろやらないと動物も生きられないという事を理解して、優しさを育んでくれればいいのかなと思います」
いろんな国からやってきた動物達。ひとつひとつ、個性を持った命。たくさんの「命」に出会ってとっても暖かい気持ちになったQごろ〜でした。
「Qごろ〜、また来てね!ばいばい〜」
絵本や写真で見るのとは違って、動物の生き生きとした姿に息遣いや体温を感じて、Qごろ〜はこの地球には異なる命がたくさんある事を学んだようです。
「Qごろ〜が行く」のコーナーは今回が最終回ですが、Qごろ〜はこれからもQABのキャラクターとして活躍します。よろしくお願いします。