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辺野古新基地建設を巡って、ワシントンの日本大使館関係者が、2020年の段階で建設費増額を示唆する発言をしたことについて中谷防衛大臣は、4月15日の会見で、その段階の増額の認識について否定しました。

アメリカの有力シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)は、2020年に辺野古新基地建設の実現性に疑問を呈する報告書を発表しました。

報告書を受けて、ワシントンの日本大使館などは基地建設について「基地建設のためにはどんな高額でも支払う」「いくらでも資金を投入するつもりだ」などとシンクタンク側に反論していたことが取材で分かりました。

この件について、中谷防衛大臣は4月15日の会見で、2020年時点での建設費増額の認識について「(2019年12月に)約9300億円とお示ししております。お尋ねの2020年時点においても同様の認識」と答えました。

ただ、中谷防衛大臣は、シンクタンク側とのやり取りについて「相手との関係から有無を含めて回答を控える」と述べました。