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アメリカ軍基地の建設予定地となっている大浦湾で見つかった巨大なアオサンゴ群を保護するため、WWFジャパンや研究者が共同でアオサンゴ群の本格的な調査を行っています。
去年2007年に見つかったアオサンゴ群集は、水深20メートルの海底から18メートル程せりあがり、幅も50メートルとダイナミックな群落を形成しています。
今回の調査は22日から行われていて、国士館大学の協力で、50センチの精度で計測できる地理情報システムが導入され、より正確な3Dの図面が描けるということです。
24日はアオサンゴの地形や分布、そしてそのほかの種類との共生についても調査をしました。
南山大学の目崎茂和教授(環境学)は「あれだけアオサンゴが一面に広がるという例は信じられない。これから国際学会などで発表し、色々な学者のコメントを求めるが、世界でもまれ」と驚きの表情を見せていました。
WWFジャパンの担当者は、国の環境アセスの手続きのずさんさを指摘してきましたが、事業者が行う環境アセスより精度の高い調査データを市民の側から提示していくことも大事だと話しています。