水中カメラマンの長田勇さんです。よろしくお願いします。前回に引き続き、今回も黒島でのダイビングという事ですが、、、
長田勇さん「体力勝負ではありますが、、なんと!ビーチエントリーでマンタを狙います!!」
ビーチからエントリーしてマンタに出会えるんですか!!楽しみです。さっそくVTRをご覧ください。
長田勇さん「ガイドは『黒島 Diving Service ひでsun』の桝谷秀明さん。ひでさんのショップの前から出発。まずは歩いてビーチへ向かいます」

ショップの直ぐそばにビーチがあるんですね!!
長田勇さん「2分後、ビーチへ到着」「何ビーチですか?」
桝谷秀明さん「名前はないんですけど、自分はプライベートビーチって呼んでます」「ひでさんの?すごーい!」
いよいよエントリーですね!
長田勇さん「犬の散歩のようにカメラ運んでもらいました」
余り見たことのない光景ですね。
長田勇さん「ここから、沖へ向かって泳ぎます。ひでさんは、水面から!私は、いつでも水中に潜って撮影出来るようにと、タンクを背負って泳ぎます」
長田勇さん「途中で遭遇したのはマダラトビエイ。水深50cmの浅場です。気づかれた瞬間に逃げられましたが、一瞬マンタが出た!と思ってドキドキしました」

長田勇さん「およそ10分泳いで、ようやく外洋に出ました」
長田勇さん「ここからは、水面でプランクトンを捕食するマンタを探します。たくさんの魚にも出会えたので、紹介したいと思います。まずはサバヒーの群れ。体長60cmから70cm。1mを超える場合もあるそうです。ダイバーからすると、なかなか近づけない魚として認識されています」
カメラマン泣かせの魚なんですね。
長田勇さん「水深5mのところで…群れている魚」
黒い魚が群れていますね!
長田勇さん「こちらはのんびりと泳いでいるので、近づきやすい魚、ニセカンランハギの群れ」

向きもぴったり!かわいいです。色が違う個体もいますね?
長田勇さん「黒くなったり白くなったり、色を変化させられるんですよ!性別の見分け方が分からなかったので、詳しい方に聞いたら、『口が尖っているのがオス』ということなんですよね。色を変化させているのは、興奮しているのでは?との事」
何に興奮しているんでしょうね?
長田勇さん「謎ですよね」「続いてノコギリダイの群れ」
真ん中に見えている魚ですね、いっぱい泳いでいます。
長田勇さん「整列具合はハギに負けますが、とても接近できる魚。尻尾近くにある黄色いワンポイントがとても綺麗ですね」
黄色いライトが光っているようにも見えます。

長田勇さん「その中に、明らかに違う種類の魚が1匹紛れてます。イラブチャーの仲間、ナガブダイです」
なぜこの集団の中に入ろうと思ったんでしょうか?
長田勇さん「普段のイラブチャーの動きとは違います。自ら近づいて、ちょっかいを出しているようにしか見えないですね」
不思議です。ちょっと色似てますか?
長田勇さん「いや?似てないですけどね(笑)」
長田勇さん「この日は、ウミガメの姿をよく見かけました。満潮の時間に合わせて3時間ほど泳いだんですが、およそ30匹と遭遇。 このようにのんびりと泳いでいるカメもいれば、岩の窪みで休憩しているカメも。近づいても逃げる気配なし」

これ、寝てるんですか?
長田勇さん「はい。眠そうでしたよ!全く起きようとしないカメが何匹もいるんです」
それにしても気持ちよさそうです。
長田勇さん「この島の周辺に住み着いているウミガメは、推定で400~500匹と聞いています!」
黒島は、ウミガメの楽園でもあるんですね。と、ウミガメを熱く語っていただいていますが、長田さん肝心のマンタがなかなか出てきませんね?

長田勇さん「そうなんです。残念ながら、この日マンタとは遭遇出来ませんでした」
マンタも見たかったです!
長田勇さん「実は、私が帰ってから1週間後、マンタに遭遇できたそうなんです!ひでさんがシュノーケリングで撮影した映像をご覧下さい!(撮影:桝谷秀明さん)」
長田勇さん「水面に漂うプランクトンを食べるマンタ。私は、これが撮りたかったんです!」
ダイナミックですね!この白っぽい粒はプランクトンなんですよね。

長田勇さん「ビーチエントリーでマンタウォッチングを開催しているのは、沖縄でもひでさんのショップが唯一だと思います。今回、私は特別にタンクを背負わせてもらいましたが、普段はシュノーケリングでお客さんを案内しているそうです。期間は12月~3月上旬。今年は終わっちゃいました。私も、また機会見つけてチャレンジしたいと思います」
長田勇さん「今回は、カメラマンとしての運が無いのが、バレてしまいました」
そんな日もありますが、次回に期待ですね。長田さん今回もステキな映像をありがとうございました。以上、楽園の海でした。