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最初のニュースは家計調査から。沖縄県の2024年の家計調査結果が発表されました。消費支出は1世帯あたり名目で3.5%増加しましたが、物価の影響を考慮する実質では0.3%の減少となっています。

全国平均と比べて見ていきます。二人以上で働く人がいる世帯の消費支出は、名目で4.8%増加、実質では0.9%の増加となり、3年ぶりにプラスに転じました。

しかし、全国平均と比べると6万7907円低い水準です。

支出の内訳では、住居費や交通・通信、教育費が増加。一方で、教養娯楽や保健医療、食費などが減少しています。ここで注目したいのがエンゲル係数です。エンゲル係数は、家計の消費支出に占める食費の割合を示すもので、一般的にこの数値が高いほど生活に余裕がないとされています。

沖縄県のエンゲル係数は、28.3パーセント全国平均の26.5%よりも高い水準で沖縄では全国に比べて食費の負担が大きく生活に余裕がないことが示されました。

収入が増加しているものの、物価上昇の影響や食費の負担が重く、依然家計の厳しさは続いています。