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特集です。今週から「春休み」という学校も多いかと思いますが、沖縄の伝統文化にモ~っと触れるためこんな場所に出かけるのはどうでしょうか・・・?独特の掛け声に応えるように土煙を上げ、勢いよく角を突き合わせる牛の姿。まるで格闘技を見ているかのような気迫溢れる「沖縄闘牛」は江戸時代から現在に至るまで、うちなーんちゅに愛されてきた島の伝統です。

沖縄闘牛の中心地・うるま市。その魅力を広めたいと新たな試みが始まっています、それが…「観光闘牛」です。

レキオツーリスト 當眞愛美さん「元々修学旅行や教育旅行の団体向けに実施していたが観光客、初心者にも広めていきたいと定期開催している」

今まで闘牛をあまり見たことのない闘牛初心者の”入門編”として4年前に、試験的にスタート!この取り組みが話題を呼び、去年4月からは月に一度開催されています。 平均来場者数も、2023年度はおよそ170人だったのが、24年度はおよそ260人と1.5倍に。県内外で関心が高まっています。

闘牛の世界へようこそ 沖縄闘牛の入門編「観光闘牛」

その気になるプログラムはというと…

歌って踊って沖縄の風を感じる民謡ライブに、動画を使った「闘牛解説」、エキシビションマッチと題した迫力ある試合。また、イベントの終了後には 闘牛と記念撮影もできちゃうんです。中でも、高い人気を誇るのが…

これまで実況した試合は4000試合以上!県内唯一の闘牛実況アナウンサー・伊波 大志さんによるレクチャーです。闘牛を知り尽くした伊波さんが、その歴史やルール、牛がくり出す巧みな技など“闘牛観戦のポイント”を伝授してくれるんです。さらに、子どもたちに人気なのが3択クイズ。ゲーム感覚で楽しく闘牛を学びます。

闘牛実況アナウンサー・伊波大志さん「うるま市の闘牛を楽しんでもらいたい。なので、普段の大会ではなかなか伝えない基本情報をどんどん言っていく。そうすることで少しでも興味を持ってもらう。それは心がけている」

闘牛実況アナウンサー・伊波大志さん 「それでは、中村アナに問題です闘牛のルール上、どのようにしたら負けになるでしょうか…。三択です。①泣いたら負け②倒れたら負け③逃げたら負け。さぁどっちでしょうか…」

闘牛実況アナウンサー・伊波大志さん 「正解は・・・3番の”逃げたら負け”でした。闘牛の試合はどちらが戦意を喪失して逃げてしまったら”負け”というルールがある いたってルールはシンプルですが、長い試合だと…30分、40分を超える試合などあるんですよ」

闘牛の世界へようこそ 沖縄闘牛の入門編「観光闘牛」

観戦するポイントを知ることで面白味が増す闘牛の世界!この日集った400人の来場者も夢中になって闘いの行方を見つめていました。

関東から友人と参加「重そうな体なのに瞬発がすごくて(角が)あたる音など迫力があった」

南城市・小学2年生「(試合に出た)4歳の牛が自分より年下なのに強かったのがすごかった」

長野県・家族で参加「相撲のような実況とかも聞いてVTRを見て本当の闘いも見たくなったくらい面白かった」

西原町 家族で参加「普段ルールとも分からず見ていたので、いろいろ説明を受けて技や形態などが分かって次見る時はまたさらに面白いかなと思う」

闘牛実況アナウンサー・伊波大志さん「県内でも特に南部の方に行くとまだ闘牛を見たことない人がほとんど。だから地元には 自分たちの住んでいるこの沖縄にはこんなに素晴らしい文化があるのだと 改めてうちなーんちゅにも知ってほしい。闘牛というのは諦めない気持ち。牛と牛の本能のぶつかり合い。人間が感動することがいっぱいある。うるま市多目的ドーム闘牛場でお待ちしています。みなさん 闘牛見に来てください」

闘牛場は屋根があるので、天候に左右されないしプログラムの開始から終了までおよそ1時間とその後の計画がたてやすいのも魅力だということです。直近だと、今週、3/22(土)にも開催されます。4月以降も毎月1回、開催される予定です。詳しくは観光闘牛で検索してみてください。