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アメリカ軍北部訓練場のゲート前などでの抗議活動で威力業務妨害など6つの罪に問われたチョウ類研究者の女の判決公判が開かれ、裁判所は執行猶予つきの有罪判決を言い渡しました。
起訴状などによりますとチョウ類研究家の宮城秋乃被告(46)は、2021年4月、アメリカ軍の北部訓練場のメインゲート前に空き缶や鉄くずなどを置いたり、道路に立ち止まって交通を妨害をするなど威力業務妨害や道交法違反など6つの罪に問われています。
3月6日に那覇地裁で行われた判決公判で佐藤哲郎裁判長は「法秩序を全く意に介さない点については厳しい責任非難が妥当する」と述べ「適法な抗議活動など、ほかの方法で目的達成できないと考え、自身の信念を押し通すべく繰り返し犯罪行為に及んだ」と指摘。その上で「前科前歴がない」などとして被告に一部の事件については無罪としたうえで、懲役3年罰金30万円執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。