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去年10月、わいせつ目的で女性を誘拐し性的暴行を加えた罪に問われている男の裁判が開かれ、検察は、男に懲役9年を求刑しました。わいせつ誘拐と不同意性交等の罪に問われているのは、那覇市の塗装工・宮城勝徳被告(33)です。

起訴状などによりますと宮城被告は去年10月、わいせつ目的で那覇市の路上を歩いていた10代女性に声をかけ自身の乗用車に乗せ誘拐しその車内で性的暴行を加えたとされています。

きょう那覇地裁で開かれた初公判で宮城被告は、「間違いありません」と起訴内容を認めました。

検察側は、「不同意性交等の現場は、被告の車両であり、女性が助けを求めることは、非常に困難な状況。犯行経緯や動機から被告の性的欲求を満たすための犯行だった」と主張し、懲役9年を求刑しました。

一方、弁護側は、公訴事実を争わないと述べた上で、「被告は、事件の重大さを認識し深く後悔しており、社会復帰後は、病院に通院してカウンセリングを受け、再犯防止に努める」と主張しました。

裁判は、即日結審し来月12日に判決が言い渡されます。