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11日から沖縄を訪れていた、馬淵澄夫沖縄担当大臣。内閣改造が囁かれる中の沖縄視察で、何を残したのでしょうか?

馬淵大臣は、11日夜、県内の経済団体の代表と夕食を共にしました。地元からは、中小企業への融資の拡充や、那覇空港の2本目の滑走路の早期整備など、具体的な要望が飛び出しましたが、その反応は「検討する」というレベルにとどまったようです。

大臣交代が目前とみられている今、無理もありません。馬淵大臣は「沖縄担当大臣とし対応すべき点については、今後沖縄政策協議会、新たな議論の場でしっかり承ってまいりたい」と話しました。

一夜明け、馬淵大臣は仲井真知事と会談。知事からは、新たな振興法の制定など、3項目の要望書が手渡されました。そして馬淵大臣は「県民の皆さんの思いを受け止める仕組みの中で議論させていただきたいと思います」と話し、ここでもやはり、「議論」。要望書を出した仲井真知事も、この時期の訪問に。やや困惑気味です。

仲井真知事は「(Q.この時期の訪問)なんともはや、申し上げようがない」と話しました。24時間の滞在で13ヵ所もの視察を行った馬淵大臣。担当大臣としての決意を改めて強調し、今回の視察を終えました。

馬淵大臣は那覇空港で「政府としてはですね、全力をもって地域振興、経済の自立のための産業育成に取り組んでいくということをまず第一に沖縄担当大臣としては考えたい」と話しました。

馬淵大臣は一旦東京に戻り、国土交通大臣としてその足で、最後の外遊ともされるアメリカへと出発します。