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先日「あるイベント」が那覇市内の小学校で行われました。寒いこの季節、背筋をゾクッとさせる体験とは。

那覇市立・さつき小学校。いつもの校舎から聞こえてくるのは…悲鳴です。先月、学校を舞台に行われたのは真冬の”肝試し”です。

PTAが手作り♪さつき小 真冬の"肝試し"

低学年向けの初級、高学年向けの上級と怖さのレベルが選択でき、子どもたちは保護者と一緒に薄暗い校舎を進んでいきます。

実はこれ、さつき小学校のPTAが企画した「親子レク」のひとつです!

さつき小学校PTA嘉数里沙さん「いつも過ごしている学校が、この肝試しでまた特別な場所になるのかなと、いい思い出になればと作っている」

PTAが手作り♪さつき小 真冬の"肝試し"

コロナ禍でPTA活動が止まり、つながりが薄れてしまったことから、保護者同士、また親子のつながりを深める機会にしたいと2023年に始まり今回で3回目です。

多くの児童に参加してもらうため、部活動の大会などが比較的少ない、この時期の開催が恒例となっていてストーリーを練るところから当日の飾り付けまで半年がかり手づくりで準備してきました。

PTAが手作り♪さつき小 真冬の"肝試し"

準備に参加した児童「いろいろ目玉とかつくったり貼ったりするのは結構大変でした。いっぱいの人が怖がってくれるお化け屋敷にしたい」

また、お化け役にはこんな人たちも…

さつき小学校 石川雄介先生「日頃は教えたり学ばせたりしているが、今日は恐怖を教えようと思っている」

さつき小学校 國吉琴音先生「今日はとことん怖がらせて泣きながら帰したい」

さつき小学校PTA嘉数里沙さん「私たちが好きなのは子どもの悲鳴なので、肝試しをする身としてはいかに悲鳴を上げてもらえるか、楽しんで帰ってもらえたらいいなと思っている」

PTAが手作り♪さつき小 真冬の"肝試し"

“人形カエシ”と題した今回の肝試し。子どもたちは3つのスタンプを集めながら校舎内を進み、最後に呪われた人形を祭壇に返します。もちろん道中待ち受けているのは…怖~いお化けたち!学校には悲鳴、時には泣き叫ぶ声が響きます。

Q怖かった?参加者うなずく。

PTAが手作り♪さつき小 真冬の"肝試し"

参加者「どんどんどんってやられたのが怖かった!汗かいてきちゃった」参加者「最初は怖かったけど想像以上に楽しかった」Q今度は何レベルに挑戦する?「このレベル(初級)くらいにしようかなと思っている」

保護者「私の方がびびってしまって、段ボールとか倒しちゃいました」Qお母さん頼もしかった?児童「全然」保護者「一番前歩いてくれたので頼もしかった。親子の触れ合いのいい機会になった」

PTAが手作り♪さつき小 真冬の"肝試し"

参加人数およそ60世帯200人!最後まで大盛況で肝試しは幕を下ろしました。

さつき小学校PTA中村圭一郎さん「子どもたちがギャーギャー言ってくれて本当にやりがいがあった」

さつき小学校PTA嘉数里沙さん「親子の触れ合いって年を重ねると減っていくもので、こういう思い出がちょっとあるだけでも、これから先、食卓でもどこでも一緒に話す話題のひとつとしてずっと残ってくれたらいいなと思っている。(こうしたイベントを)できる範囲で可能な限り続けたい」

さつき小の真冬のイベント“親子肝試し”背筋が凍る体験は、子どもたち、そして保護者にとって最高の思い出となったようです。

PTAが手作り♪さつき小 真冬の"肝試し"