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普天間基地周辺の湧き水などから高濃度のPFOSなどが検出された問題で、汚染源を検討する県の専門家会議が「汚染源は普天間基地」だと結論付けました。

専門家会議は、2021年から普天間基地周辺の湧き水のモニタリングや観測井戸を設置して調査した情報をもとに、発がん性などが指摘されているPFOSなどの汚染源について検討してきました。

2月4日の会議で、和歌山大学名誉教授の平田健正座長は、これまでの検討を踏まえて「汚染源は普天間基地」だと結論付けました。

普天間基地より上流側の地下水では、PFOSなどがほとんど検出されていないにもかかわらず、下流側では、高濃度で検出された点。フェンス付近から宜野湾市伊佐までの4つのポイントの地下水からアメリカ軍が新たに導入した泡消火剤由来の成分が同じ割合の構成比で検出されたことなどから結論を出したということです。

県は今後、この報告を踏まえ、改めてアメリカ軍に基地内の立ち入り調査を要望していく方針です。